Efficacy of Eye Movement Desensitization in the treatment of cognitive intrusions related to a past stressful event.

この研究について対象はトラウマの患者ではなく学生で、1回のセッションを比べたものです。眼球運動の部分に固有の効果は認められなかったという、技法の中核とされる要素に不利な結果です。
効果を検証した研究効果研究(設計の記載なし)
著者
Lytle R.A.・Hazlett-Stevens H.・Borkovec T.D.
掲載誌
Journal of anxiety disorders
巻号ページ
16巻3号273-88頁
発行年月日
2002年
PMID
12214813
技法
EMDR
研究デザイン
効果研究(設計の記載なし)

この研究のまとめ

P|対象

つらい出来事に関する侵入的な認知を報告した学部学生45名。患者ではない。

E|介入

EMD(眼球運動による脱感作)。1回のセッションを、(a)EMD、(b)静止した標的への眼球固定、(c)非指示的カウンセリングの3条件で実施。

C|比較

比較対照:眼球固定条件、および非指示的カウンセリング条件。

O|結果

治療の1週間後、眼球固定群は非指示的群より侵入的認知がわずかに少ないと報告したが、有意水準ぎりぎりだった(p<0.052)。EMDと非指示的条件のあいだ、およびEMDと眼球固定条件のあいだには、この指標で有意差は認められなかった。セッション中は2つの脱感作群が非指示的群より映像の鮮明さの低下で優ったが、翌週には非指示的群も同じ水準まで改善した。著者らは、急速なサッカードはこの患者ではない一般の方の標本では即時の治療効果と無関係だったと述べている。

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