Bilateral eye movements enhance the retrieval of episodic memories.
この研究について患者さんではない健康な方を対象とした実験で、治療の効果を測ったものではありません。EMDRがなぜ効くのかを考える手がかりとして論じられています。
効果を検証した研究実験研究(アナログ・健常者)
- 著者
- Christman S.D.・Garvey K.J.・Propper R.E.・Phaneuf K.A.
- 掲載誌
- Neuropsychology
- 巻号ページ
- 17巻2号221-9頁
- 発行年月日
- 2003年4月
- PMID
- 12803427
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 実験研究(アナログ・健常者)
この研究のまとめ
P|対象
健常な参加者。2つの実験。
E|介入
(介入なし。検査の前に30秒の水平方向の衝動性眼球運動を行う)
C|比較
比較対照:滑動性追従眼球運動・垂直方向の眼球運動・眼球運動なしの条件。実験室での出来事(実験1)と日常の出来事(実験2)のエピソード記憶の想起を測定。
O|結果
検査に先立つ30秒の水平方向の衝動性眼球運動は、滑動性追従眼球運動や垂直方向の眼球運動では生じない、エピソード記憶の想起の選択的な促進をもたらした。眼球運動は潜在記憶には影響しなかった。眼球運動は、眼球運動なしの条件と比べてより保守的な反応の偏りとも関連していた。著者らは、両側性の眼球運動によって生じるエピソード記憶の改善が、優れたエピソード記憶と関連する半球間の相互作用の促進を反映するという仮説を立て、PTSDの治療技法であるEMDRの基盤にある神経心理学的な機序への示唆を論じている。
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