Psychotherapy as assisted homeostasis: activation of emotional processing mediated by the anterior cingulate cortex.

この研究について仮説を述べた論考で、新しくデータを取った研究ではありません。EMDRは複数の心理療法の一つとして扱われています。
原著・その他
著者
Corrigan F.M.
掲載誌
Medical hypotheses
巻号ページ
63巻6号968-73頁
発行年月日
2004年
PMID
15504563
技法
EMDR
研究デザイン
原著・その他

この研究のまとめ

P|対象

心理療法による情動処理の神経基盤。

E|介入

EMDR(眼球運動または両側交互の聴覚・触覚刺激により内因性の処理を促進する治療として位置づけられる)。

C|比較

比較対照:認知療法・対人関係療法・精神力動的心理療法・弁証法的行動療法との対比。機能的脳画像研究の整理にもとづく仮説の提示。

O|結果

本稿は、各種の心理療法が情動とそれに伴う認知への気づきを促す点で共通し、その成否が内的な治癒過程の活性化の程度に依存しうると論じている。EMDRでは、選ばれた標的が内因性の処理に向けて整えられ、眼球運動または両側交互の聴覚・触覚刺激によってその処理が促進・加速されると位置づけている。著者は、前部帯状回(とくに背側部と吻側部)が心理療法による苦痛の緩和の鍵となる神経基盤だと示唆している。

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