A multidimensional meta-analysis of psychotherapy for PTSD.

この研究について2005年のまとめで、EMDRは認知行動療法とまとめて扱われています。研究に入れる人を絞っているため実際の患者さん全体に当てはまるかは不明で、治療後も症状がかなり残ると書かれています。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス
著者
Bradley R.・Greene J.・Russ E.・Dutra L.・Westen D.
掲載誌
The American journal of psychiatry
巻号ページ
162巻2号214-27頁
発行年月日
2005年2月
PMID
15677582
技法
EMDR
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

PTSDへの心理療法。1980〜2003年に公表された研究。

E|介入

EMDR(各種の認知行動療法とともに検討)。

C|比較

比較対照:互いの比較。多次元的なメタアナリシス。効果量に加え、組み入れ・除外の基準と割合、回復率・改善率、追跡データなど従来メタ解析されてこなかった変数も検討。

O|結果

本メタアナリシスは、PTSDへの心理療法が治療前から大きな初期の改善をもたらすことを示唆している。各種の認知行動療法またはEMDRで治療を完了した患者の半数以上が改善する。効果量以外の指標を報告することで、転帰と一般化可能性のより細やかな像が得られる。無作為化試験でPTSDへの心理療法を受けた患者の大半が回復または改善しており、これらはこれまでに考案された最も有効な心理社会的治療の部類に入る。ただし、地域で治療される患者にこの所見を当てはめる際にはいくつかの但し書きが重要である。除外基準と多症状の像への対応の欠如により、PTSDの患者一般への一般化可能性は不明である。治療後の患者の大半には相当な残遺症状が残っており、ごく短い期間を超える追跡データはほとんど存在しない。

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