Posttraumatic stress disorder: a state-of-the-science review.
この研究についてPE(持続エクスポージャー療法)を開発したEdna B. Foa氏が共著の研究です。2006年の幅広い総説で、持続エクスポージャー療法はそのうちの一つの話題です。抄録には効果をまとめた数字が示されていません。研究の選び方や重みづけには著者の立場が関わりうる点をふまえてお読みください。
効果を検証した研究対象:PTSDナラティブレビュー・総説
- 著者
- Nemeroff C.B.・Bremner J.D.・Foa E.B.・Mayberg H.S.・North C.S.・Stein M.B.
- 掲載誌
- Journal of psychiatric research
- 巻号ページ
- 40巻1号1-21頁
- 発行年月日
- 2005年10月18日
- PMID
- 16242154
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- ナラティブレビュー・総説
この研究のまとめ
P|対象
PTSDのある人。
E|介入
持続エクスポージャー療法(認知行動的接近の一つとして概観)。
C|比較
比較対照:なし。性差・危険とレジリエンス・幼少期のトラウマの影響・画像研究・神経回路と記憶・認知行動的接近の6つの観点からの概観。
O|結果
本総説は、PTSDが女性に多く、女性は男性と異なる型の誘因トラウマをもち、パニック症と広場恐怖症の併存率が高いこと、災害やテロの後のC群症状がPTSDと併存診断の発症を予測しうること、幼少期のトラウマとPTSDに持続的なCRF濃度の上昇が伴いパロキセチン治療で戻りうること、PTSD患者では海馬の体積が選択的に減少し機能が障害されているように見えることを整理している。認知行動的接近については、普及しやすい治療様式である持続エクスポージャー療法が、PTSD患者に多い否定的な認知を修正するうえで有効だとしている。
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