Psychosocial therapy for posttraumatic stress disorder.
この研究についてPE(持続エクスポージャー療法)を開発したEdna B. Foa氏が筆頭の研究です。2006年のまとめで、抄録には効果の数字が示されていません。安全で受け入れられやすい治療だと書かれています。研究の選び方や重みづけには著者の立場が関わりうる点をふまえてお読みください。
効果を検証した研究対象:PTSDナラティブレビュー・総説
- 著者
- Foa E.B.
- 掲載誌
- The Journal of clinical psychiatry
- 巻号ページ
- 40-5頁
- 発行年月日
- 2006年
- PMID
- 16602814
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- ナラティブレビュー・総説
この研究のまとめ
P|対象
PTSDの患者。アジアの津波の被災国への普及も視野に入れる。
E|介入
持続エクスポージャー療法(PE)。曝露療法の一形態。
C|比較
比較対照:ストレス免疫訓練(SIT)・認知療法(CT)。臨床研究の概観。
O|結果
本総説は、外傷的な出来事の直後に多くの人がPTSDの症状を示すこと、日常を制限し出来事の想起刺激を体系的に避けると症状が慢性化しやすいことを整理している。認知行動療法のプログラムがPTSDの患者の管理に有効でありうることを複数の臨床研究が示しており、持続エクスポージャー療法も、ストレス免疫訓練や認知療法と同様に恩恵をもたらしうる。ただし持続エクスポージャー療法にストレス免疫訓練や認知療法を加えても効果は高まらない。持続エクスポージャー療法は患者に受け入れられる安全な治療であり、恩恵は治療プログラムの終了後も明らかである。専門家でなくとも有効な認知行動療法を実践できるよう教えることができるとしている。
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