Comparing the efficacy of EMDR and trauma-focused cognitive-behavioral therapy in the treatment of PTSD: a meta-analytic study.

この研究について2006年時点で統合できた7件のメタアナリシスです。EMDRとトラウマフォーカスト認知行動療法のあいだに優劣は示されず、どちらかが優ることを示したものではありません。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス
著者
Seidler G.H.・Wagner F.E.
掲載誌
Psychological medicine
巻号ページ
36巻11号1515-22頁
発行年月日
2006年6月2日
PMID
16740177
技法
EMDR
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

PTSDのある人。EMDRとトラウマフォーカスト認知行動療法を能動的な条件同士で比較した8件の公表論文のうち、7件。

E|介入

EMDR。

C|比較

比較対照:トラウマフォーカスト認知行動療法。1989〜2005年の文献を系統的に検索。

O|結果

本メタアナリシスが統合した7件では、一方の治療がもう一方より優れていることは示されなかった。トラウマフォーカスト認知行動療法とEMDRは同程度に有効である傾向が認められ、2つの治療形式の違いはおそらく臨床的に意味のあるものではないとされた。調整変数が治療の効力に影響することを示すデータはあるが、元の研究数が少ないため詳細な検討から得られるものは少ないと著者らは述べている。EMDRにおける眼球運動の要素が治療成果に寄与するかは不明なままだとしている。

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