On the relationship between traumatization, amnesia and symptom stress--an empirical pilot study.

この研究について対照群のないパイロット研究です。治療中に精神的な訴えがむしろ増え、著者らも終了時点で肯定的な影響があったとは言えないと述べています。技法に不利な結果も掲載する方針に沿って残しています。
効果を検証した研究介入研究(非対照・パイロット)
著者
Krause R.・Kirsch A.
掲載誌
Zeitschrift fur Psychosomatische Medizin und Psychotherapie
巻号ページ
52巻4号392-405頁
発行年月日
2006年
PMID
17156607
技法
EMDR
研究デザイン
介入研究(非対照・パイロット)

この研究のまとめ

P|対象

EMDRを受けている急性期のトラウマを負った患者。

E|介入

EMDR。初回と最終セッションの表情による情動行動を比較。

C|比較

比較対照:なし。同一患者の初回セッションと最終セッションの比較。情動関連の顔面運動を記録する Emotional Facial Acting Coding System で符号化。健忘傾向を調整変数とした。

O|結果

表情による情動行動の有意な増加と、精神的訴えの増加が認められた。また、健忘傾向の低下は症状の低減につながらなかった。著者らは、治療の影響下でエピソード的な情動記憶へのアクセスは改善しうるが、治療終了時点で肯定的な影響があったとは言えないと述べている。

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