EMDR in the treatment of chronic phantom limb pain.

この研究についてEMDRを開発したFrancine Shapiro氏が共著の5名の症例報告です。対照群はなく、トラウマ症状ではなく幻肢痛を主な対象にしています。開発者が関与した実施のため、技法が整った条件で行われている可能性があります。
効果を検証した研究症例報告・事例研究全文が読めます
著者
Schneider J.・Hofmann A.・Rost C.・Shapiro F.
掲載誌
Pain medicine (Malden, Mass.)
巻号ページ
9巻1号76-82頁
発行年月日
2008年1月
PMID
18254770
技法
EMDR
研究デザイン
症例報告・事例研究

この研究のまとめ

P|対象

幻肢痛のある患者5名。罹患期間は1年から16年で、全員がEMDRの前に多くの薬剤を使っていた。

E|介入

EMDR。痛みと心理的な影響に対して3〜15セッション。

C|比較

比較対照:なし。症例集積。薬剤の使用継続、痛みの強さと頻度、心理的外傷、抑うつを長期の追跡まで測定。

O|結果

EMDRの後、幻肢痛は有意に減少または消失し、抑うつとPTSD症状は臨床的な水準を下回るまで低下した。幻肢痛および侵害受容性の痛みに関連する薬剤も、長期の追跡の時点で有意に減少または中止されていた。著者らは、切断に伴う喪失・悲嘆・自己像・社会適応といった心理的な帰結にも改善がみられたとし、受傷時の侵害受容性の痛みの記憶が再処理されうる可能性を論じている。

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