Treatment of acute stress disorder: a randomized controlled trial.

この研究についてPTSDではなく急性ストレス障害が対象で、慢性化を防ぐことが狙いです。急性期につらい記憶に向き合うのは耐えられないのでは、という心配に答える設計です。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Bryant R.A.・Mastrodomenico J.・Felmingham K.L.・Hopwood S.・Kenny L.・Kandris E.・Cahill C.・Creamer M.
掲載誌
Archives of general psychiatry
巻号ページ
659-67頁
発行年月日
2008年6月
PMID
18519824
技法
PE
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

急性ストレス障害の診断基準を満たす一般市民90名。外来。2002年3月〜2006年6月。

E|介入

イメージ曝露と実生活内曝露(30名)。90分×週1回を5週間。

C|比較

比較対照:認知再構成(30名)および待機リスト対照群(30名)。無作為割付。6か月後の追跡時に臨床面接と自己報告でPTSD・抑うつ・不安・トラウマに関連する認知を評価。intention to treat。

O|結果

intention to treat 解析により、治療後に曝露群でPTSDをもつ患者が認知再構成群や待機リスト群より少ないことが示された(33% 対 63% 対 77%、P=0.002)。追跡時にも、曝露療法を受けた患者のほうが認知再構成を受けた患者よりPTSDの診断基準を満たさない可能性が高く(37% 対 63%、オッズ比2.10、95%信頼区間 1.12〜3.94、P=0.05)、完全寛解に達する可能性も高かった(47% 対 13%、オッズ比2.78、95%信頼区間 1.14〜6.83、P=0.005)。

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