How eye movements affect unpleasant memories: support for a working-memory account.

この研究について患者さんではなく一般の方が対象の基礎研究です。「なぜ眼の動きが効くのか」を調べたもので、治療の効果を示すものではありません。
効果を検証した研究実験研究(アナログ・健常者)
著者
Gunter R.W.・Bodner G.E.
掲載誌
Behaviour research and therapy
巻号ページ
46巻8号913-31頁
発行年月日
2008年4月25日
PMID
18565493
技法
EMDR
研究デザイン
実験研究(アナログ・健常者)

この研究のまとめ

P|対象

参加者(実験3件)。不快な自伝的記憶を評定。

E|介入

眼球運動。不快な記憶を思い浮かべながら実施。

C|比較

比較対照:眼を動かさない条件、および他の妨害課題(聴覚シャドーイング・描画)。3つの説明(探索反射・半球間の伝達・作業記憶)の比較検証。

O|結果

実験1では、眼球運動は記憶を思い浮かべている間に行ったときにのみ恩恵をもたらし、また眼球運動は覚醒を高めた。これは探索反射による説明に反する。実験2では水平と垂直の眼球運動が同等の恩恵をもたらし、半球間の伝達による説明に反した。実験3では、他の2つの妨害課題(聴覚シャドーイング・描画)がもたらす恩恵が作業記憶の容量と負の相関を示した。著者らは、これらの所見が、記憶を思い浮かべながら妨害課題を行うと中央実行系に負荷がかかるという、眼球運動の恩恵の作業記憶による説明を支持すると述べている。

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