Therapeutic possibilities after traumatic experiences.

この研究についてEMDRだけを扱ったものではなく、トラウマのあとの治療全般を見渡した総説です。EMDRは有望とされる3つの心理療法の一つとして挙げられています。2008年時点の評価です。
効果を検証した研究対象:PTSDナラティブレビュー・総説
著者
Kapfhammer H.P.
掲載誌
Psychiatria Danubina
巻号ページ
20巻4号532-45頁
発行年月日
2008年12月
PMID
19011595
技法
EMDR
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

急性ストレス症とPTSDのある人。

E|介入

EMDR(精神力動的心理療法・認知行動療法とともに、PTSDの治療で有望な結果を示した方法の一つ)。

C|比較

比較対照:なし。急性ストレス症とPTSDの心理療法と薬物療法の戦略を、実証研究の批判的な概観として整理。

O|結果

本総説によれば、心理的デブリーフィングは外傷直後の一般的な予防策として推奨できる方法とはみなせない。急性ストレス症には認知行動的介入の肯定的な効果が確認できる。PTSDの治療では精神力動的心理療法・認知行動療法・EMDRが有望な結果を示している。ただし研究施設で集められた対象には大きな臨床上の制約があり、これらのデータを精神科の日常診療に無条件に一般化することはできないと述べている。薬物ではSSRIが最もよく研究されている。

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