Cortisol metabolic predictors of response to psychotherapy for symptoms of PTSD in survivors of the World Trade Center attacks on September 11, 2001.

この研究について治療の効果ではなく、ホルモンの値から治療の効き方が予測できるかを調べた研究です。28名と小規模です。
効果を検証した研究対象:PTSD介入研究(非対照・パイロット)全文が読めます
著者
Yehuda R.・Bierer L.M.・Sarapas C.・Makotkine I.・Andrew R.・Seckl J.R.
掲載誌
Psychoneuroendocrinology
巻号ページ
1304-13頁
発行年月日
2009年5月2日
PMID
19411143
技法
PE
研究デザイン
介入研究(非対照・パイロット)

この研究のまとめ

P|対象

2001年9月11日の世界貿易センター攻撃の生存者28名。PTSD症状の心理治療を求めた人。

E|介入

曝露療法または支持的カウンセリング4セッションの後、最大10セッションの持続エクスポージャー療法。

C|比較

比較対照:なし。治療反応者と無反応例の比較。尿検体のコルチゾールとその代謝物を治療前・心理療法終了時・3か月後に測定。ラジオイムノアッセイとガスクロマトグラフィー質量分析で評価。

O|結果

5α還元酵素の活性は治療前の時点で無反応例において有意に低かった一方、他のどのホルモン・代謝物の水準にも反応例と無反応例の治療前の有意差は認められなかった。3時点にわたる反復測定の解析では、5α還元酵素の活性、5α-THF、総グルココルチコイドが反応例と無反応例の間で有意に異なった。ラジオイムノアッセイで測った尿中コルチゾールでは有意な群×時間の交互作用が認められ、治療前には差がないものの無反応例群で経時的に低下し、追跡時には低いコルチゾールが無反応例を反応例から有意に区別した。5α還元酵素の活性の指標は治療前の回避症状の重症度と有意な負の相関を示し、追跡時には3つ全てのPTSD症状群の重症度と総重症度得点とも有意な負の相関を示した。

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