Treating children traumatized by war and Tsunami: a comparison between exposure therapy and meditation-relaxation in North-East Sri Lanka.
この研究について標準のNETではなく子ども向けの版(KIDNET)を用いた研究です。2つの治療のあいだに有意差は認められず、どちらも自然な回復の見込みを上回っていました。どちらかが優ることを示したものではありません。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Catani C.・Kohiladevy M.・Ruf M.・Schauer E.・Elbert T.・Neuner F.
- 掲載誌
- BMC psychiatry
- 巻号ページ
- 9巻1571-1579頁
- 発行年月日
- 2009年5月13日
- PMID
- 19439099
- 技法
- NET
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
スリランカ北東部の難民キャンプで、内戦と2004年の津波の被害を受け、PTSDの暫定診断を示した子ども31名。
E|介入
子ども向けのNET(KIDNET)。訓練を受けた地域のカウンセラーによる6セッション。
C|比較
比較対照:瞑想・弛緩法(MED-RELAX)6セッションとの無作為割付。PTSD症状の重症度、機能の水準、身体的健康を1か月後と6か月後に測定。
O|結果
どちらの治療条件でも、PTSD症状と機能の障害は1か月後の時点で有意に減少し、その後も安定していた。6か月後の回復率はKIDNET群81%、瞑想・弛緩法群71%で、どの転帰指標でも2群の間に有意差は認められなかった。両群の回復率が自然回復の予測を上回っていたことから、著者らは、訓練を受けた地域のカウンセラーが実施するNETと瞑想・弛緩法のいずれについても、大規模災害の直後の子どものPTSDに対する有効性の予備的な根拠になると述べている。
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