Diagnosis and treatment of PTSD-related compulsive checking behaviors in veterans of the Iraq war: the influence of military context on the expression of PTSD symptoms.

この研究についてPE(持続エクスポージャー療法)を開発したEdna B. Foa氏が共著の研究です。2人の方の報告です。標準の持続エクスポージャー療法だけでなく、強迫症向けの技法も併せて使っています。開発者が関与した実施のため、技法が整った条件で行われている可能性があります。
効果を検証した研究症例報告・事例研究
著者
Tuerk P.W.・Grubaugh A.L.・Hamner M.B.・Foa E.B.
掲載誌
The American journal of psychiatry
巻号ページ
166巻7号762-7頁
発行年月日
2009年7月
PMID
19570938
技法
PE
研究デザイン
症例報告・事例研究

この研究のまとめ

P|対象

イラク戦争の退役軍人2例。米国退役軍人省の医療センター。

E|介入

持続エクスポージャー療法(PE)。イメージ曝露と実生活内曝露、外傷的な出来事の処理、不安の自己評価を含む。強迫症の文献から借りた曝露反応妨害の技法も併用。

C|比較

比較対照:なし。2例の記述。PTSDと抑うつに関する指標を治療前・治療中・治療後に測定。

O|結果

本事例研究は、再体験・覚醒・回避のPTSD症状に加えて、戦域に固有の任務と外傷的な出来事に影響されたと見られる強迫的な確認行動を示した2例を提示している。治療は両者とも症状の重症度の有意な低下と機能の改善と関連していた。著者らは、中東の紛争の独特な性質が兵士の役割に課題をもたらし症状の現れ方に影響するとし、症状の現れ方の違いがPTSDに関連する健康上の問題の把握と適切な対処を難しくしうるため、臨床家と研究者は戦域に固有の任務がPTSDの現れ方と治療にどう影響するかを意識し続けねばならないと述べている。

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