Do all psychological treatments really work the same in posttraumatic stress disorder?
この研究について先に出たメタアナリシスの結論に反論する論考で、EMDRはトラウマ焦点化心理療法の一方として挙げられています。新しく効果を測った研究ではありません。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス全文が読めます
- 著者
- Ehlers A.・Bisson J.・Clark D.M.・Creamer M.・Pilling S.・Richards D.・Schnurr P.P.・Turner S.・Yule W.
- 掲載誌
- Clinical psychology review
- 巻号ページ
- 30巻2号269-76頁
- 発行年月日
- 2009年12月13日
- PMID
- 20051310
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- メタアナリシス
この研究のまとめ
P|対象
PTSDの心理療法。先行するメタアナリシス(Benishら2008)とそれに反する7件のメタアナリシス・システマティックレビュー。
E|介入
EMDR(トラウマフォーカスト認知行動療法とともに、トラウマ焦点化心理療法として有効性が示されてきた治療)。
C|比較
対象とした研究:先行メタアナリシスの「すべての正当な治療は等しく有効」という結論と、7件の別のレビューの結論の食い違いを検討。選択手続き・解析・結論の妥当性を批判的に検証。
O|結果
本稿は、先行メタアナリシスの結論の食い違いの理由として、(1)利用可能な根拠の選択手続きが偏りを生んでいること、(2)解析と結論がPTSDの治療を自然回復より有効だと示す必要を考慮していないことを挙げている。さらに、過去20年でトラウマフォーカスト認知行動療法の効果量が有意に増大していることは、治療の内容が問題にならないという結論と矛盾すると述べている。著者らは、治療的変化の能動的な機序のさらなる研究と、メタアナリシスにおける除外の透明な報告を勧めている。
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