EMDR effects on pursuit eye movements.

この研究について患者への治療ではなく、健康な方7名に行った実験的な観察です。扱われたのは臨床的なトラウマではなく日常的な悩みで、対照群もありません。
効果を検証した研究実験研究(アナログ・健常者)全文が読めます
著者
Kapoula Z.・Yang Q.・Bonnet A.・Bourtoire P.・Sandretto J.
掲載誌
PloS one
巻号ページ
5巻5号 論文番号e10762
発行年月日
2010年5月21日
PMID
20505828
技法
EMDR
研究デザイン
実験研究(アナログ・健常者)

この研究のまとめ

P|対象

健康なボランティア7名(うちEMDRセッションが完了したのは5名)。

E|介入

EMDR。中程度の苦痛を生じる自伝的な悩みを対象に実施。

C|比較

比較対照:なし。EMDRの前後で標準的な実験課題における滑動性追従眼球運動を記録し比較。

O|結果

セッションが完了した5例では、主観的障害単位(SUDS)で測った苦痛がほぼ0まで低下した。この5例で、EMDRの後に追従眼球運動が改善した。とくにサッケード侵入(キャッチアップサッケード)の数が減り、逆に追従の滑動成分が増加した。著者らは、追従の滑らかさの増加が、標的を正確に追うのに必要な視覚的注意の使用の改善を反映していると推測し、EMDRが苦痛を減らすことで、眼球追従を改善することが知られるコリン作動性の効果を活性化しているのかもしれないと述べている。

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