Posttraumatic growth in exposure therapy for PTSD.
この研究について治療の効果ではなく、つらい体験を経ての前向きな変化が治療とどう関わるかを調べた研究です。比べる相手の群はありません。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Hagenaars M.A.・van Minnen A.
- 掲載誌
- Journal of traumatic stress
- 巻号ページ
- 23巻4号504-8頁
- 発行年月日
- 2010年8月
- PMID
- 20690196
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
さまざまなトラウマによるPTSDの患者80名(うち65名が持続エクスポージャー療法を完了)。
E|介入
持続エクスポージャー療法(PE)。
C|比較
比較対照:なし。心的外傷後成長とPTSDの関連、および治療中の心的外傷後成長の経過と治療への影響を治療前後の評価で検討。
O|結果
80名では、成長はPTSD症状、とくに情動の麻痺と負に関連していた。持続エクスポージャー療法を完了した65名では、心的外傷後成長のうち「新たな可能性」と「個人の強さ」が治療中に増加し、その増加はPTSD症状の減少と関連していた。治療前の心的外傷後成長、とくに「人生への感謝」の下位尺度は、治療前のPTSDを調整した後も良好な治療転帰を予測した。著者らは、心的外傷後成長がトラウマの治療における価値ある新しい概念でありうると述べている。
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