Intimate partner violence exposure predicts PTSD treatment engagement and outcome in cognitive processing therapy.

この研究について認知処理療法(CPT)を開発したPatricia A. Resick氏が共著の研究です。治療の効果ではなく、どういう人が治療に入りにくいかを既存の試験のデータから調べた解析です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Iverson K.M.・Resick P.A.・Suvak M.K.・Walling S.・Taft C.T.
掲載誌
Behavior therapy
巻号ページ
42巻2号236-48頁
発行年月日
2011年1月18日
PMID
21496509
技法
CPT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

認知処理療法の構成要素分解研究に参加したPTSDのある女性150名。

E|介入

認知処理療法(CPT)。親密なパートナーからの暴力(IPV)の曝露が、治療への参入・完遂と転帰を予測するかを検討。

C|比較

比較対照:既存の無作為化比較試験(Resick ら 2008)の二次解析。直近1年のIPVがある人・過去のみの人・既往のない人で比較。6か月後まで追跡。

O|結果

直近1年にIPVのある交際関係にある女性は、過去のみまたは既往のない女性と比べて治療を開始しにくかった。治療を開始した女性では、IPVの曝露は完遂の有無を予測しなかった。開始した女性のうち、IPVの頻度が高い人ほど治療経過でのPTSDと抑うつ症状の低下が大きかったが、6か月後の重症度は同程度であった。著者らは、直近のIPVを報告する女性の治療参入を支える重要性を指摘し、頻繁なIPVを経験した女性もCPTによく反応すると述べている。

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