Attentional bias in post-traumatic stress disorder diminishes after symptom amelioration.

この研究について19名ずつの小規模な研究で、比較先は治療を受けない健常の方々です。EMDRの効き目そのものではなく、症状が減ったあとに注意の偏りがどうなるかを調べた研究です。
効果を検証した研究対象:PTSD非無作為化比較試験
著者
Khoury-Malhame M.E.・Lanteaume L.・Beetz E.M.・Roques J.・Reynaud E.・Samuelian J.・Blin O.・Garcia R.・Khalfa S.
掲載誌
Behaviour research and therapy
巻号ページ
49巻11号796-801頁
発行年月日
2011年9月2日
PMID
21924404
技法
EMDR
研究デザイン
非無作為化比較試験

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの患者19名と、年齢・性別・教育を一致させた健常対照19名。

E|介入

EMDR。平均4.1セッション。

C|比較

比較対照:健常対照19名。感情ストループ課題と標的検出課題を治療前後で比較。

O|結果

両課題とも、治療前は患者が健常対照より、情動的に否定的な語がある条件で中性語の条件に比べて反応が遅かった。症状が取り除かれた後、患者に注意の偏りは認められなくなり、健常対照と同様の反応を示した。著者らは、PTSDにおける注意の偏りが注意の切り離しの困難によることを支持する結果だとし、注意の偏りとPTSDが共通の脳機構に関わるかは今後の検討課題だとしている。

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