Psychological treatment of posttraumatic stress disorder after sexual abuse: an overview.

この研究について持続エクスポージャー療法には不利な指摘(パーソナリティ症を併せもつ方で途中中断が多い)も含まれています。2012年の総説です。
効果を検証した研究対象:PTSDナラティブレビュー・総説
著者
Priebe K.・Steil R.・Kleindienst N.・Dyer A.S.・Krüger A.・Bohus M.
掲載誌
Psychotherapie, Psychosomatik, medizinische Psychologie
巻号ページ
5-17頁
発行年月日
2012年1月23日
PMID
22271171
技法
PE
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

子ども時代の性的虐待に関連するPTSDの患者。ドイツ語圏。

E|介入

持続エクスポージャー療法(認知行動的なトラウマ焦点化介入の一つ。精神力動志向の治療と対比される)。

C|比較

対象とした研究:子ども時代の性的虐待に関連するPTSDの心理療法についての無作為化比較試験の概観。認知行動的なトラウマ焦点化介入と精神力動志向の治療を比較。

O|結果

本総説は、この領域の無作為化比較試験の数がかなり限られていると断ったうえで、認知行動的なトラウマ焦点化介入が大きな効果量できわめて有効である一方、精神力動志向の治療についての2件の対照研究は外傷後症状の小さな改善しか見いだしていないと整理している。とくにパーソナリティ症を併存する患者で持続エクスポージャー療法の脱落率が高いことは、曝露の段階の前に情動調節の訓練が必要であることを示すとしている。今後の研究では下位群解析と治療中の有害作用の評価を含めるべきだとも述べている。

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