Neurobiological correlates of EMDR therapy.
この研究について症状の改善ではなく、脳波の変化を調べた研究です。各群10名と小規模です。
効果を検証した研究非無作為化比較試験
- 著者
- Pagani M.・Lorenzo Gd・Verardo A.・Nicolais G.・Monaco L.・Niolu C.・Fernandez I.・Siracusano A.
- 掲載誌
- Rivista di psichiatria
- 巻号ページ
- 47巻2 Suppl号16-8頁
- 発行年月日
- 2012年3月
- PMID
- 22622274
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 非無作為化比較試験
この研究のまとめ
P|対象
大きな心理的トラウマがありEMDRを受けた10名と、対照10名。
E|介入
EMDR。1セッション全体にわたり脳波(EEG)を記録。
C|比較
比較対照:対照群10名。自伝的なトラウマの語り(スクリプト)の聴取中とEMDRセッション中に脳波を記録し、症状が消失した最終セッションで再度記録。
O|結果
スクリプト聴取中には前頭前野・眼窩前頭皮質に対応する辺縁系領域の活性化が優位に認められ、症状のある時期のトラウマ再体験に伴う情動の高まりと説明される。無症状となった後期にはこの活性化が有意に低下しており、回復の神経生物学的な対応物と考えられる。さらに最終セッションでは頭頂・側頭・後頭領域に有意な皮質活性が認められ、優位な電気信号が認知機能を担う皮質領域へ切り替わったことを示唆する。
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