Neurobiological correlates of EMDR monitoring - an EEG study.
この研究について症状の改善ではなく、治療中の脳波の変化を10名で測った基礎的な研究です。
効果を検証した研究実験研究(アナログ・健常者)全文が読めます
- 著者
- Pagani M.・Di Lorenzo G.・Verardo A.R.・Nicolais G.・Monaco L.・Lauretti G.・Russo R.・Niolu C.・Ammaniti M.・Fernandez I.・Siracusano A.
- 掲載誌
- PloS one
- 巻号ページ
- 7巻9号 論文番号e45753
- 発行年月日
- 2012年9月26日
- PMID
- 23049852
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 実験研究(アナログ・健常者)
この研究のまとめ
P|対象
重い心理的外傷のある患者10名と、同じEMDRの手続きを受けた対照10名。
E|介入
EMDR。初回セッション(T0)と、標的の外傷を処理した後の最終セッション(T1)。
C|比較
比較対照:患者のT0とT1の脳波の比較、および患者と対照のT0の脳波の比較。両側性の眼球刺激中と自伝的スクリプトの聴取中の神経活動を脳波で記録し、位相同期による結合解析と神経心理検査をあわせて実施。
O|結果
両側性の眼球刺激中、患者ではT0で眼窩前頭皮質・前頭前野・前部帯状回皮質の活動が有意に高く、T1では左側頭後頭領域へ移動していた。自伝的スクリプトでも同様の傾向がみられ、T0の前頭側頭の辺縁系領域からT1では右側頭後頭皮質へ移っていた。患者と対照の比較でも、外傷の処理より前の段階で患者の辺縁皮質の活動が最大になることが確認された。結合解析では、刺激中の前頭前野と帯状回の相互作用、およびT1での紡錘状回と視覚野の相互作用が低下していた。これらの変化は神経心理検査の変化と有意に相関した。著者らは、EMDRの後には外傷的な出来事が認知的な水準で処理されることを示唆すると述べている。
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