A meta-analysis of the contribution of eye movements in processing emotional memories.

この研究について眼球運動の寄与を検討したメタアナリシスで、先行研究とは逆に有意な効果を報告しています。臨床試験とアナログ研究で効果量が異なる点にも注意が要ります。
効果を検証した研究メタアナリシス
著者
Lee C.W.・Cuijpers P.
掲載誌
Journal of behavior therapy and experimental psychiatry
巻号ページ
44巻2号231-9頁
発行年月日
2012年11月20日
PMID
23266601
技法
EMDR
研究デザイン
メタアナリシス

この研究のまとめ

P|対象

苦痛な記憶を扱う人。組み入れた26件・849名(臨床試験15件とアナログ研究11件)。

E|介入

EMDR。眼球運動の要素の寄与を検討。

C|比較

対象とした研究:眼球運動ありとなしを比べた臨床試験15件と、治療の文脈外で行われたアナログ研究11件。計849名。

O|結果

本メタアナリシスが統合した26件では、EMDR治療研究における眼球運動の上乗せ効果は中程度で有意だった(Cohen d=0.41)。アナログ研究群では効果量が大きく有意だった(d=0.74)。効果量の差がもっとも強かったのは記憶の鮮明さの指標だった。著者らは、先行するメタアナリシスで眼球運動の要素に有意な効果が見いだされなかったのは方法上の問題による第二種の過誤の可能性があると述べている。

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