EMDR therapy modulates the default mode network in a subsyndromal, traumatized bipolar patient.
この研究についてEMDRを開発したFrancine Shapiro氏が共著の研究です。1名だけの症例報告です。脳画像の変化が見られたという報告ですが、その変化が治療によるものかどうかは、この報告からは分かりません。開発者が関与した実施のため、技法が整った条件で行われている可能性があります。
効果を検証した研究症例報告・事例研究
- 著者
- Landin-Romero R.・Novo P.・Vicens V.・McKenna P.J.・Santed A.・Pomarol-Clotet E.・Salgado-Pineda P.・Shapiro F.・Amann B.L.
- 掲載誌
- Neuropsychobiology
- 巻号ページ
- 67巻3号181-4頁
- 発行年月日
- 2013年3月16日
- PMID
- 23548794
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 症例報告・事例研究
この研究のまとめ
P|対象
閾値下の感情症状のある双極症の患者1名(トラウマ体験あり)。
E|介入
EMDR。臨床試験の枠組みで実施。
C|比較
比較対照:健康な30名との機能的MRI所見の比較。
O|結果
EMDR後に閾値下の感情症状が顕著に改善した患者で、n-back作業記憶課題中の機能的MRI所見に明らかな変化が認められた。変化はとくに脱活性化に現れ、内側前頭前野の脱活性化の失敗が治療後に部分的に正常化した。著者らは、この症例がトラウマを負った双極症の患者へのEMDRの治療的意義を支持し、デフォルトモードネットワークの機能不全の正常化という神経生物学的な作用機序の可能性を示唆すると述べている。
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