Treatment of posttraumatic stress disorder reduces suicidal ideation.

この研究について認知処理療法(CPT)を開発したPatricia A. Resick氏が共著の研究です。PTSDの治療で自殺念慮が減るかを、既存の試験データから調べたものです。自殺念慮を測ることを目的に設計された試験ではありません。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Gradus J.L.・Suvak M.K.・Wisco B.E.・Marx B.P.・Resick P.A.
掲載誌
Depression and anxiety
巻号ページ
30巻10号1046-53頁
発行年月日
2013年5月1日
PMID
23636925
技法
CPT
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDのある人163名。CPTとPEを比較する無作為化臨床試験の参加者。

E|介入

CPT(認知処理療法)。自殺念慮の変化を検討。

C|比較

比較対照:持続エクスポージャー療法(PE)群。治療前・治療後・3か月後・9か月後・5〜10年後の5時点をマルチレベル成長曲線分析で解析。大うつ病の診断と絶望感を統制。

O|結果

自殺念慮は治療中に急激に低下し、追跡期間中もより緩やかに低下し続けた。これらの低下は、治療経過中のPTSD症状の低下と関連していた。この関連は、研究開始時のうつ病の診断や、治療経過中の絶望感の変化では説明されなかった。著者らは、広く用いられている2つの有効なPTSD治療が自殺念慮を減らすと結論している。CPTはPEより自殺念慮への影響が大きかったが、その差の大きさについては抄録に記載がない。

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