Psychological therapies for the treatment of post-traumatic stress disorder in children and adolescents (Review).

この研究についてEMDRだけを調べたものではなく、子ども・青年へのPTSD心理療法をまとめて評価したレビューです。EMDR単独の数字は抄録に示されていません。根拠が最も良好とされたのは認知行動療法でした。検索は2011年までです。
効果を検証した研究対象:PTSDシステマティックレビュー
著者
Gillies D.・Taylor F.・Gray C.・O'Brien L.・D'Abrew N.
掲載誌
Evidence-based child health : a Cochrane review journal
巻号ページ
1004-116頁
発行年月日
2013年5月
PMID
23877914
技法
EMDR
研究デザイン
システマティックレビュー

この研究のまとめ

P|対象

PTSDと診断された子ども・青年758名。14件の無作為化比較試験。

E|介入

EMDR(認知行動療法・曝露にもとづく治療・精神力動的療法・ナラティヴ療法・支持的カウンセリングとともに対象となった心理療法の一つ)。

C|比較

対象とした研究:Cochrane の専門登録を2011年12月まで検索し、心理療法を対照・薬物療法・他の治療と比較した無作為化比較試験14件(758名)を組み入れ。2名が独立してデータを抽出。

O|結果

本レビューによれば、心理療法全体では、終了後1か月以内に改善が有意に良好で(3件、n=80、オッズ比4.21、95%信頼区間1.12〜15.85)、PTSD症状(7件、n=271、標準化平均差 −0.90)、不安(3件、n=91、−0.57)、抑うつ(5件、n=156、−0.74)がいずれも対照群より有意に低かった。有効性の根拠が最も良好だったのは認知行動療法で、改善は1年後まで有意だった。有害事象は同定されなかった。著者らは、どの心理療法が他より有効かについて明確な根拠はまだないと述べている。

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