The impact of eye movements and tones on disturbing memories involving PTSD and other mental disorders.

この研究についてEMDRという治療全体ではなく、その中の二重課題の部分だけを取り出した検討です。測っているのは症状ではなく、思い出した記憶のつらさの評定です。
効果を検証した研究対象:PTSD原著・その他
著者
de Jongh A.・Ernst R.・Marques L.・Hornsveld H.
掲載誌
Journal of behavior therapy and experimental psychiatry
巻号ページ
44巻4号477-83頁
発行年月日
2013年7月13日
PMID
23892070
技法
EMDR
研究デザイン
原著・その他

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの患者32名と、他の精神疾患の患者32名。

E|介入

ワーキングメモリに負荷をかける手続き(眼球運動・音を聴く。EMDRで用いられる二重課題にあたる)。

C|比較

比較対照:想起のみ(何もない壁を見る)。治療セッション内で、順序を釣り合わせて各6分ずつ3条件を実施し、記憶の情動性の変化を比較。PTSD群と他疾患群の差も検討。

O|結果

眼球運動は「想起のみ」より記憶の情動性を下げるのに有効だった。音は眼球運動より効果が小さく、「想起のみ」より大きいという傾向が見られた。患者の多数(64%)は続けるなら音のほうがよいと答えた。ワーキングメモリへの負荷の効果は、PTSD患者と他の疾患の患者のあいだで有意差は認められなかった。

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