Mechanisms of Change in Cognitive Processing Therapy and Prolonged Exposure Therapy for PTSD: Preliminary Evidence for the Differential Effects of Hopelessness and Habituation.

この研究についてどちらが効くかではなく、なぜ効くのかを調べたものです。示されているのは変数どうしの予測関係で、著者ら自身がどちらが先に変化したかは示せていないと述べています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Gallagher M.W.・Resick P.A.
掲載誌
Cognitive therapy and research
巻号ページ
36巻6号750-755頁
発行年月日
2012年12月
PMID
24363472
技法
PE
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

性暴力被害に関連するPTSDを主診断とする成人女性171名。

E|介入

持続エクスポージャー療法(PE)。変化の機序として絶望感の認知と馴化を検討。

C|比較

比較対照:CPT(認知処理療法)群。両治療の経過における絶望感の個人内変化と、PE中の主観的苦痛単位(SUDS・馴化の代理指標)の変化を評価し、それらがPTSD症状の治療中の変化に与える影響を検討。

O|結果

CPTに割り付けられた参加者は、PEに割り付けられた参加者より絶望感の治療前後の低減が有意に大きく、絶望感の変化がPTSD症状の変化を予測した(R2 = 0.24)。PE条件の参加者における主観的苦痛単位の個人内変化もPTSD症状の変化を予測し、それは絶望感の変化の影響とは独立していた。著者らは、変化の時間的な前後関係を示せるような、より集約的なデータ収集の手法を用いて今後これらの機序を検討すべきだと述べている。

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