The effect of trauma-focused therapy on the altered T cell distribution in individuals with PTSD: evidence from a randomized controlled trial.
この研究についてNET(ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)を開発したThomas Elbert・Maggie Schauer氏が共著の研究です。34名と小規模な研究です。症状に加えて免疫の指標も調べたもので、免疫の一部の偏りは治療後も戻らなかったという内容です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- Morath J.・Gola H.・Sommershof A.・Hamuni G.・Kolassa S.・Catani C.・Adenauer H.・Ruf-Leuschner M.・Schauer M.・Elbert T.・Groettrup M.・Kolassa I.T.
- 掲載誌
- Journal of psychiatric research
- 巻号ページ
- 54巻1-10頁
- 発行年月日
- 2014年3月27日
- PMID
- 24726027
- 技法
- NET
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
PTSDのある34名。
E|介入
NET(ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)12セッション。
C|比較
比較対照:待機リスト対照。無作為割付。PTSD症状に加え、T細胞の分布(ナイーブ/記憶細胞傷害性Tリンパ球、FoxP3陽性制御性Tリンパ球)を測定。
O|結果
治療4か月後、NET群ではPTSD症状が有意に減少したが待機リスト群では減少しなかった(Hedges g=−1.61)。治療1年後にはベースラインと比べてさらに改善した(g=−1.96)。この症状の改善は、ベースラインの制御性T細胞数を揃えた下位集団の比較において、もともと低下していた制御性T細胞の割合の上昇として反映された。一方、当初低下していたナイーブTリンパ球の割合には変化が認められなかった。著者らは、免疫老化の相関物と議論されているナイーブ/記憶Tリンパ球の割合の偏りは可逆的でなく、患者は感染症に対して恒久的に脆弱なままかもしれないと述べている。
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