How eye movements in EMDR work: changes in memory vividness and emotionality.
この研究について患者への治療ではなく、大学生に行った実験室研究です。扱われたのは日常的な嫌な記憶で、臨床的なトラウマ記憶ではありません。測定はすべて自己申告です。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- Leer A.・Engelhard I.M.・Hout MAvd
- 掲載誌
- Journal of behavior therapy and experimental psychiatry
- 巻号ページ
- 45巻3号396-401頁
- 発行年月日
- 2014年4月26日
- PMID
- 24814304
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
学部学生73名。
E|介入
負の自伝的記憶を想起しながらの眼球運動。半数は24秒×4回、半数は24秒×8回。
C|比較
比較対照:同一参加者内で、眼球運動を伴わない想起のみの条件と比較。事前・直後・24時間後に自己評定。
O|結果
いずれの時間条件でも、眼球運動を伴う想起は記憶の鮮明さを直後に低下させたが、想起のみでは低下しなかった。感情性の直後の低下は認められなかった。さらに、24秒×8回の群でのみ、眼球運動を伴う想起が事前から24時間後にかけて感情性と鮮明さの両方を低下させた。著者らは、眼球運動を伴う想起が記憶の鮮明さと感情性に24時間持続する変化をもたらし、これがEMDRの治療効果の一部を説明しうること、効果が介入の長さに関連することを示唆するとし、自己報告指標のみを用いた点を限界に挙げている。
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