Trauma-focused cognitive behavioral therapy or eye movement desensitization and reprocessing: what works in children with posttraumatic stress symptoms? A randomized controlled trial.

この研究についてEMDRとTF-CBTを直接比べて有意差は認められなかった研究です。両方とも症状は大きく低下しており、どちらかが優ることを示したものではありません。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
著者
Diehle J.・Opmeer B.C.・Boer F.・Mannarino A.P.・Lindauer R.J.
掲載誌
European child & adolescent psychiatry
巻号ページ
24巻2号227-36頁
発行年月日
2014年6月26日
PMID
24965797
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの症状(PTSS)をもつ子ども・青年48名(8〜18歳)。

E|介入

EMDR 8セッション。

C|比較

比較対照:TF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)8セッションとの無作為割付比較。主要評価項目はCAPS-CA(児童青年用PTSD臨床診断面接尺度)によるPTSS。

O|結果

TF-CBTとEMDRはいずれも治療前後でCAPS-CA得点の大きな低下を示し(それぞれ−20.2、95%CI −12.2〜−28.1/−20.9、95%CI −32.7〜−9.1)、両群の低下に有意差は認められなかった(平均差0.69、95%CI −13.4〜14.8。差は小さい)。治療期間はEMDRのほうが短い傾向があったが、有意差は認められなかった(p=0.09)。治療中に測定したPTSSの混合モデル解析では時間の効果が認められたが(p<0.001)、治療の効果(p=0.44)および時間×治療の交互作用(p=0.74)は有意ではなかった。TF-CBTで治療された小児の保護者は、併存する抑うつ症状と多動症状の有意な減少を報告した。

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