Speed Matters: Relationship between Speed of Eye Movements and Modification of Aversive Autobiographical Memories.

この研究について患者さんではない方を対象とした実験室の研究で、EMDRという治療を検証したものではありません。測っているのは症状ではなく、思い出した場面のつらさや鮮明さの評定です。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
van Veen S.C.・van Schie K.・Meij LDNVWd・Littel M.・Engelhard I.M.・van den Hout M.A.
掲載誌
Frontiers in psychiatry
巻号ページ
325-345頁
発行年月日
2015年4月7日
PMID
25904871
技法
EMDR
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

一般の参加者(研究1は34名、研究2は72名)。

E|介入

眼球運動の速さを変えた二重課題(速い1.2Hz/遅い0.8Hz。EMDRの手続きにあたる)。

C|比較

比較対照:想起のみの条件。嫌悪的な自伝的記憶のイメージを、想起+速い眼球運動/想起+遅い眼球運動/想起のみの3条件で想起させ、多水準モデルで比較。鮮明さの高い記憶と低い記憶に分けて検討。

O|結果

すべての指標で一貫した傾向が見られ、想起+速い眼球運動は、想起+遅い眼球運動や想起のみと比べて、イメージの情動性と鮮明さを下げ、想起を難しくした。想起+遅い眼球運動の効果は一貫して両者の中間で、速い眼球運動との差だけが有意だった。一方、イメージの鮮明さと条件の交互作用は情動性の低下について認められず、当初の予測とは一致しなかった。

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