The efficacy of recommended treatments for veterans with PTSD: A metaregression analysis.
この研究について兵士・帰還兵に限った解析で、EMDRは曝露療法・認知処理療法より効果が小さいという結果です。ただし研究デザインの違いを統制すると、その差は消えたと著者ら自身が述べています。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス
- 著者
- Haagen J.F.G.・Smid G.E.・Knipscheer J.W.・Kleber R.J.
- 掲載誌
- Clinical psychology review
- 巻号ページ
- 40巻184-94頁
- 発行年月日
- 2015年6月27日
- PMID
- 26164548
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- メタアナリシス
この研究のまとめ
P|対象
PTSDと診断された兵士と帰還兵。57件の研究、69の治療群。
E|介入
EMDR。
C|比較
対象とした研究:ガイドラインが推奨する介入(EMDR・曝露・認知療法・認知再構成・認知処理療法・トラウマフォーカスト認知行動療法・ストレス管理)を扱った研究57件。系統的に検索。
O|結果
本メタアナリシスでは、曝露療法と認知処理療法は、EMDRとストレス管理療法より効果的だった。集団のみの形式は、個人のみの形式や両者の組み合わせより成績が悪かった。研究デザインの変数を統制すると、EMDRはもはや治療成績を負に予測しなかった。トラウマ焦点化セッションの回数は、心理療法の総セッション数と異なり治療成績を正に予測した。治療前のPTSD重症度と成績には関連があり、重症度が低い場合と高い場合は中等度の場合より治療の益が小さかった。
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