Changes in posttraumatic cognitions predict changes in posttraumatic stress disorder symptoms during cognitive processing therapy.

この研究について治療の効果を比べた研究ではなく、CPTがなぜ効くと考えられているか、その道筋を確かめた研究です。
効果を検証した研究対象:PTSD原著・その他
著者
Schumm J.A.・Dickstein B.D.・Walter K.H.・Owens G.P.・Chard K.M.
掲載誌
Journal of consulting and clinical psychology
巻号ページ
83巻6号1161-6頁
発行年月日
2015年7月27日
PMID
26214540
技法
CPT
研究デザイン
原著・その他

この研究のまとめ

P|対象

7週間の入所型PTSD治療プログラムでCPTを受けた退役軍人195名。全員がDSM-IV-TRのPTSDの診断を満たす。53%が男性、平均48歳。

E|介入

CPT(認知処理療法)。

C|比較

比較対照:なし。外傷に関連する認知・PTSD・抑うつの縦断的な関連を、治療前・中間・治療後の3時点の交差遅延パネルモデルで検討。

O|結果

外傷後の認知(自己非難、自己についての否定的な信念)の変化が、PTSDの変化に先行していた。加えて、自己についての否定的な信念の変化が抑うつの変化に先行し、抑うつの変化が自己非難の認知の変化に先行し、抑うつの変化がPTSDの変化に先行していた。著者らは、CPTが想定する変化の機序——外傷に関連する認知の変化がPTSD症状の変化を生む——を支持する所見だとし、入所型治療の退役軍人では抑うつの軽減がPTSDの軽減に影響しうると述べている。

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