Psychological treatments for adults with posttraumatic stress disorder: A systematic review and meta-analysis.
この研究について認知処理療法だけを扱ったものではなく、PTSDへの心理療法全般のメタアナリシスです。治療同士の優劣を判断できる根拠は不十分だったと報告されています。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス
- 著者
- Cusack K.・Jonas D.E.・Forneris C.A.・Wines C.・Sonis J.・Middleton J.C.・Feltner C.・Brownley K.A.・Olmsted K.R.・Greenblatt A.・Weil A.・Gaynes B.N.
- 掲載誌
- Clinical psychology review
- 巻号ページ
- 43巻128-141頁
- 発行年月日
- 2015年11月2日
- PMID
- 26574151
- 技法
- CPT
- 研究デザイン
- メタアナリシス
この研究のまとめ
P|対象
成人のPTSD。組み入れた64件の試験。患者は概して重症のPTSD。
E|介入
認知処理療法(CPT)。あわせて曝露療法・認知療法・EMDR・NET(ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー)などの心理療法を対象。
C|比較
対象とした研究:64件の試験。MEDLINE・Cochrane Library・PILOTS・Embase・CINAHL・PsycINFO・Web of Scienceを検索し、2名の評価者が独立に選定・バイアスリスク評価・根拠の強さ(SOE)の格付けを実施。
O|結果
本メタアナリシスが統合した64件では、曝露療法(高いSOE。マニュアル化された持続エクスポージャー療法を含む)、認知療法・認知処理療法・混合型の認知行動療法(中程度のSOE)、EMDRとNET(低〜中程度のSOE)の有効性が支持された。PTSD症状の低減の効果量は大きかった(対照と比べてCohen d 約−1.0以上)。曝露療法・CPT・CT・混合型CBT・EMDRでは、PTSD診断の消失に必要な治療数(NNT)が4未満だった。治療同士を直接比べた根拠は、相対的な有効性を判断するには不十分だった。有害事象のデータは大半の研究で欠けていた。
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