Neural processing of emotions in traumatized children treated with Eye Movement Desensitization and Reprocessing therapy: a hdEEG study.
この研究について10名のみで対照群のない予備的な研究です。脳活動の変化と症状の改善に関連が見られたという報告ですが、関連があることと、脳の変化が改善をもたらしたこととは別です。
効果を検証した研究介入研究(非対照・パイロット)全文が読めます
- 著者
- Trentini C.・Pagani M.・Fania P.・Speranza A.M.・Nicolais G.・Sibilia A.・Inguscio L.・Verardo A.R.・Fernandez I.・Ammaniti M.
- 掲載誌
- Frontiers in psychology
- 巻号ページ
- 6巻362-369頁
- 発行年月日
- 2015年11月5日
- PMID
- 26594183
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 介入研究(非対照・パイロット)
この研究のまとめ
P|対象
早期の不適切な養育の既往がある学齢期の子ども10名。
E|介入
EMDR。複雑性トラウマのある子どもへの実施。
C|比較
比較対照:なし。EMDR前(T0)と終了後1か月以内(T1)の高密度脳波(hdEEG)を比較。
O|結果
怒り・恐れ・喜び・中性の4条件すべてで、T0では右の内側前頭前野と前頭側頭の辺縁系領域の活動が有意に高く、T1では左の内側および上側頭領域へ移行していた。また、治療前後で活動が有意に異なった同じ領域と臨床尺度との間に有意な相関が認められた。著者らは、EMDR後に複雑性トラウマのある子どもが情動表情を受動的に見る際、高次の認知処理に関わる領域の活動が増加すること、この変化が抑うつ症状とトラウマ症状の低下および情動面の適応機能の改善と関連していることを、予備的な結果として示している。
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