Symptom exacerbations in trauma-focused treatments: Associations with treatment outcome and non-completion.

この研究について治療の効果ではなく、「トラウマ焦点化治療は症状を悪化させるのではないか」という懸念を検証した研究です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究原著・その他
著者
Larsen S.E.・Wiltsey Stirman S.・Smith B.N.・Resick P.A.
掲載誌
Behaviour research and therapy
巻号ページ
77巻68-77頁
発行年月日
2015年12月18日
PMID
26731171
技法
CPT
研究デザイン
原著・その他

この研究のまとめ

P|対象

2件の無作為化比較試験から抽出した女性192名。持続エクスポージャー療法(PE)、CPT(認知処理療法)、筆記による記述を含まない版のCPT(CPT-C)を受けた人。

E|介入

持続エクスポージャー療法(PE)、CPT、CPT-C。

C|比較

比較対照:3つの治療の間での症状の一時的な悪化の頻度の比較。PSS/PDSで6.15点を超える上昇を悪化と定義し、治療転帰および治療の中断との関連を検討。

O|結果

治療中にPTSDの悪化を経験したのは一部の参加者にとどまり、治療の種類による有意差は認められなかった(CPT 28.6%、PE 20.0%、CPT-C 14.7%)。治療前の診断や外傷に関連する要因は悪化を予測しなかった。悪化を経験した人は治療後のPSS/PDS得点が高く、PTSDの診断が残りやすかった(いずれも小さいが統計的に有意な効果)。ただし悪化を経験した人でも治療終了までに臨床的に意味のある改善が得られており、症状の悪化は治療の中断とは関連していなかった。

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