Degrading emotional memories induced by a virtual reality paradigm.

この研究について実際の患者への治療ではなく、健康な人に仮想現実で負の記憶を作って行った実験室研究です。EMDRの作用の仕組みを調べたもので、治療の効果を示したものではありません。
効果を検証した研究原著・その他
著者
Cuperus A.A.・Laken M.・Hout MAvd・Engelhard I.M.
掲載誌
Journal of behavior therapy and experimental psychiatry
巻号ページ
52巻45-50頁
発行年月日
2016年3月10日
PMID
26999558
技法
EMDR
研究デザイン
原著・その他

この研究のまとめ

P|対象

健康な参加者(実験1は男性のみ、実験2は仮想現実で負の記憶を誘発された参加者)。

E|介入

視空間課題(目隠し下で実施)を、負の記憶の想起と同時に行う二重課題。EMDRの眼球運動に相当する負荷として検証。

C|比較

比較対照:実験1は課題なしの条件、実験2は記憶を想起するだけの統制群。

O|結果

実験1では、視空間課題により反応時間が遅くなり、その認知的負荷が先行研究の眼球運動課題より大きいことが示された。実験2では、この課題により仮想現実で誘発された記憶の感情性は低下したが、鮮明さは低下しなかった。著者らは、実験1が男性のみであること、実験2で仮想現実による恐怖・トラウマ誘発の有効性を気分や侵入の評定で確認していないことを、弱点として挙げている。

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