An Integrative Model for the Neural Mechanism of Eye Movement Desensitization and Reprocessing (EMDR).
この研究について患者への治療を調べた研究ではなく、EMDRがなぜ効くのかを既存の生理学モデルで説明しようとした理論的な論考です。提示されたモデルはまだ検証されていません。
効果を検証した研究論説・コメンタリー全文が読めます
- 著者
- Coubard O.A.
- 掲載誌
- Frontiers in behavioral neuroscience
- 巻号ページ
- 10巻39-43頁
- 発行年月日
- 2016年4月5日
- PMID
- 27092064
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 論説・コメンタリー
この研究のまとめ
P|対象
EMDRの神経機構に関する理論的検討。特定の患者集団を対象としていない。
E|介入
EMDR。両側性刺激と注意制御が効果に関与する経路について、運動制御の生理学モデル(TIMER-RIDERモデル)にもとづく説明モデルの提案。
C|比較
比較対照:なし。既存の理論と生理学モデルを用いた機序の検討。
O|結果
著者は、EMDRのプロトコルの手続き的側面と効果についての理論的仮説を整理し、科学界の評価が分かれている理由を論じたうえで、眼球運動と情動の相互作用を生理学の視点から記述している。運動制御の神経心理学的構造の生理学モデル(TIMER-RIDERモデル)を用いて、EMDRの効果が2つの並行する過程で得られうると論じている。すなわち、(1)注意制御の成分の活動水準の増大と、(2)いずれかの感覚運動様式での両側性刺激であり、どちらも抑制を下げることで機能不全の情報処理を可能にし、不安を減らすとしている。
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