Anger and guilt in treatment for chronic posttraumatic stress disorder.

この研究について主に測っているのは治療の効果ではなく、怒りや罪悪感が治療の過程にどう影響するかです。比べる相手となる群はありません。
効果を検証した研究対象:PTSD原著・その他
著者
Clifton E.G.・Feeny N.C.・Zoellner L.A.
掲載誌
Journal of behavior therapy and experimental psychiatry
巻号ページ
9-16頁
発行年月日
2016年5月13日
PMID
27218605
技法
PE
研究デザイン
原著・その他

この研究のまとめ

P|対象

PTSDの患者116名。

E|介入

持続エクスポージャー療法(PE)。

C|比較

比較対照:なし。初回イメージ曝露中の主観的苦痛(SUDS)の前・最大・後・平均を指標に、怒りと罪悪感が情動的な関与を妨げるか、治療成績を悪くするかを検討。

O|結果

初期の怒りも罪悪感も、情動的な関与を妨げず、成績の悪さも予測しなかった。仮説に反して、罪悪感が高いほど予期的な苦痛が大きく、PTSDの成績はわずかに良好だった。治療前の罪悪感の認知と治療後のPTSD重症度の関係は、情動的関与では媒介されなかった。著者らは、怒りや罪悪感が強い人は強い否定的感情に苦しんで初回のイメージ曝露で情動的に関与できないのではないか、という懸念を払拭するのに役立つ所見だと述べている。

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