A Critical Review of Negative Affect and the Application of CBT for PTSD.

効果を検証した研究対象:PTSDシステマティックレビュー
著者
Brown W.J.・Dewey D.・Bunnell B.E.・Boyd S.J.・Wilkerson A.K.・Mitchell M.A.・Bruce S.E.
掲載誌
Trauma, violence & abuse
巻号ページ
19巻2号176-194頁
発行年月日
2016年6月14日
PMID
27301345
技法
PE
研究デザイン
システマティックレビュー

この研究のまとめ

P|対象

PTSDのある人(認知行動療法の適用場面全般)。

E|介入

持続エクスポージャー療法(PE)や認知処理療法(CPT)を含む認知行動療法。

C|比較

比較対照:なし。陰性感情が、認知行動療法の実施に必要な認知過程(注意・処理・記憶・感情調整)に与える影響についての文献をPsycINFO・PubMedなどで系統的に検索し、組み入れ基準を満たした25本を分析。

O|結果

本システマティックレビューが組み入れた25本の文献では、強い陰性感情は全般に認知過程を乱し、陰性の刺激への注意の狭まり、陰性の自伝的記憶の反芻の増加、最初に得た情報への硬直した固執、反対の可能性を考えることの困難、感情的推論への依存、中立的・曖昧な出来事の否定的な解釈といった形で現れていた。著者らは、PTSDが恐怖回路の調節不全から生じるという前提には限界があり、陰性感情をPTSDの概念化に不可欠な要素として研究と臨床に取り込むべきだと述べている。

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