The effects of eye movements on emotional memories: using an objective measure of cognitive load.
この研究について患者ではなく大学生を対象にした実験室の研究です。治療の効果ではなく、技法の仕組みの仮説を確かめたものです。
効果を検証した研究無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
- 著者
- van Veen S.C.・Engelhard I.M.・van den Hout M.A.
- 掲載誌
- European journal of psychotraumatology
- 巻号ページ
- 291-298頁
- 発行年月日
- 2016年7月4日
- PMID
- 27387845
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
大学生108名。患者ではない。
E|介入
不快な自伝的記憶の想起と同時に行う眼球運動。
C|比較
比較対照:眼球運動なしで関連する記憶を想起する群と、眼球運動ありで無関連の記憶を想起する群の3群。無作為割付。ランダム間隔反復課題で認知的負荷を客観的に測定し、鮮明さと情動性を自己報告で評価。
O|結果
記憶の想起中は想起しない場合より反応時間が遅くなった。関連する記憶を眼球運動とともに想起した条件では、対照条件より鮮明さと情動性の低下が大きかった。この条件では想起の認知的負荷も低下したが、対照条件より一貫して大きいとはいえなかった。著者らは、不快な記憶の想起はワーキングメモリに負荷をかけるが、鮮明さと情動性の低下が直ちに想起の認知的負荷を下げるわけではないと述べている。
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