Predicting trauma-focused treatment outcome in psychosis.
この研究について治療の効果ではなく、どういう方が改善しやすいかを調べた研究です。精神病があることを理由にトラウマの治療から外す根拠はない、という内容です。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)
- 著者
- van den Berg D.P.G.・van der Vleugel B.M.・de Bont P.A.J.M.・Staring A.B.P.・Kraan T.・Ising H.・de Roos C.・de Jongh A.・van Minnen A.・van der Gaag M.
- 掲載誌
- Schizophrenia research
- 巻号ページ
- 176巻2-3号239-244頁
- 発行年月日
- 2016年7月21日
- PMID
- 27449253
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 無作為化比較試験(RCT)
この研究のまとめ
P|対象
精神病性障害とPTSDを併せもつ患者108名。
E|介入
EMDRまたは持続エクスポージャー療法。8セッション。
C|比較
比較対照:単盲検の無作為化比較試験の二次解析。治療前のPTSD重症度と7つの精神病関連変数を予測因子として重回帰分析。
O|結果
治療前のPTSD重症度は治療後のPTSD重症度と有意に関連し、分散の11.4%を説明した。さらに治療前のPTSDが重いほど、治療中のPTSD症状の改善も大きかった。治療前のPTSD重症度を補正すると、7つの精神病関連変数のモデルは治療後の転帰の分散を有意に説明しなかった。このモデル内では幻聴の存在のみが独自に寄与したが、説明できた分散はわずかであった(5.4%)。治療完了者と脱落者の間に、いずれの精神病関連変数にも有意差は認められなかった。
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