The Moderating Effect of State Anger on Treatment Outcome in Female Adolescents With PTSD.

この研究についてPE(持続エクスポージャー療法)を開発したEdna B. Foa氏が共著の研究です。大人向けの標準版ではなく、青年向けに作られた版です。61名と小規模で、主に測っているのは「怒りの強さが治療の効きやすさを左右するか」です。開発者が設計・監督に関与しています。
効果を検証した研究対象:PTSD無作為化比較試験(RCT)全文が読めます
著者
Kaczkurkin A.N.・Asnaani A.・Zhong J.・Foa E.B.
掲載誌
Journal of traumatic stress
巻号ページ
325-31頁
発行年月日
2016年7月26日
PMID
27459380
技法
PE
研究デザイン
無作為化比較試験(RCT)

この研究のまとめ

P|対象

性的虐待または性暴力を受けたPTSDの少女61名。

E|介入

青年向け持続エクスポージャー療法(PE-A。週1回8〜14セッション)。

C|比較

比較対照:トラウマを受けた子どもへのクライエント中心療法(CCT)。無作為割付。治療後12か月まで追跡し、ベースラインの状態怒りが成績を調整するかを検討。

O|結果

ベースラインの状態怒りが高いことは、PE-A群よりCCT群でPTSD症状の改善の小ささと関連していた(d=0.62)。怒り症状の基盤にありうる情動調節の困難をモデルに入れても、状態怒りの調整効果は有意だった(d=0.58)。著者らは、強い状態怒りは、CCTのような分化の少ない取り組みを受ける人に比べ、PE-Aを受ける人ではPTSD治療の妨げになりにくいと結論づけている。

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