The relative efficacy of bona fide psychotherapies for post-traumatic stress disorder: a meta-analytical evaluation of randomized controlled trials.
この研究について持続エクスポージャー療法にわずかな優位が認められましたが、著者ら自身が「差は小さく、臨床的に意味があるといえる水準を下回る」と書いています。
効果を検証した研究対象:PTSDメタアナリシス全文が読めます
- 著者
- Tran U.S.・Gregor B.
- 掲載誌
- BMC psychiatry
- 巻号ページ
- 11-21頁
- 発行年月日
- 2016年7月26日
- PMID
- 27460057
- 技法
- PE
- 研究デザイン
- メタアナリシス
この研究のまとめ
P|対象
PTSDの患者1,694名。22件の無作為化比較試験(24の直接比較)。
E|介入
持続エクスポージャー療法・曝露療法(正当な心理療法どうしの直接比較の一方)。
C|比較
対象とした研究:正当と認められる心理療法どうしを直接比較した無作為化比較試験22件。効果量の異質性の総括検定と、治療種別ごとのランダム効果メタアナリシスを対比。
O|結果
本メタアナリシスによれば、トラウマ焦点化治療と非トラウマ焦点化治療の直接比較では、PTSD症状の重症度についてトラウマ焦点化治療にわずかな優位が認められた(治療後 Hedges g=0.14、2つの追跡時点で 0.17と0.23)。影響力の大きい研究と出版バイアスを調整すると、持続エクスポージャー療法と曝露療法は治療後の症状重症度で他の療法よりわずかに有効で(g=0.19)、持続エクスポージャー療法は回復率も高かった(相対危険1.26)。ただし治療間の差はせいぜい小さく、臨床的に意味のある差の基準を大きく下回っていた。
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