Comparisons of eye movements and matched changing visual input.

この研究について患者ではなく実験参加者を対象とした実験室での研究です。治療の効果を測ったものではありません。
効果を検証した研究実験研究(アナログ・健常者)
著者
Onderdonk S.W.・van den Hout M.A.
掲載誌
Journal of behavior therapy and experimental psychiatry
巻号ページ
53巻34-40頁
発行年月日
2015年11月3日
PMID
27664819
技法
EMDR
研究デザイン
実験研究(アナログ・健常者)

この研究のまとめ

P|対象

実験参加者。トラウマの患者ではない。

E|介入

EMDRの眼球運動。静止した目に同一の視覚刺激を提示する条件(視覚入力の変化のみ)と比較。

C|比較

比較対照:同一の視覚刺激を静止した目に提示する条件と、統制条件。研究1で反応時間、研究2で嫌な記憶を想起しながらの鮮明さ・情動性を測定。

O|結果

研究1では反応時間が眼球運動条件で最も遅く、視覚入力の変化のみの条件も統制条件より遅かった。研究2では眼球運動の後に記憶の鮮明さと情動性が低下したのに対し、視覚入力の変化のみの後は否定的感情のわずかな低下にとどまり統制条件を上回らなかった。著者らは、眼球運動のほうが作業記憶をより多く占有し、記憶の鮮明さと情動性への影響も大きいとし、EMDRで観察される効果は視覚刺激で作業記憶を占有するだけでは説明できないと述べている。

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