Integrating neurobiology of emotion regulation and trauma therapy: reflections on EMDR therapy.

この研究について効果を測った研究ではなく、情動の調整についての神経科学の知見をEMDRの実践にどう生かすかを論じた総説です。
効果を検証した研究ナラティブレビュー・総説
著者
González A.・Río-Casanova L.D.・Justo-Alonso A.
掲載誌
Reviews in the neurosciences
巻号ページ
28巻4号431-440頁
発行年月日
2017年5月24日
PMID
28107176
技法
EMDR
研究デザイン
ナラティブレビュー・総説

この研究のまとめ

P|対象

トラウマ関連障害のある人。情動調整の不全のパターンが治療に与える影響。

E|介入

EMDR。情動調整の神経生物学的知見を、EMDRの手続きと治療判断に結びつける検討。

C|比較

比較対照:なし。情動調整研究の近年の展開を心理療法の実施に結びつけた総説。

O|結果

本総説は、情動調整の不全がトラウマ関連障害に頻繁にみられ、その種類ごとに特定の精神疾患と結びついていること、神経生物学的な相関についての証拠が増えていることを整理している。そのうえで、こうした知見の多くが臨床実践に翻訳されておらず、トラウマ志向の治療に十分に取り込まれていないと指摘する。著者らは、情動調整の不全のパターンの評価が接近法によらず治療中の判断を導きうるとし、EMDRについては、解離を伴わないPTSD以外への適用では、その外傷後障害に優勢な情動調整の方略を考慮すべきだと述べている。

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