Morphovolumetric changes after EMDR treatment in drug-naïve PTSD patients.
この研究について対照群は健康な方で、別の治療を受けた患者との比較ではありません。脳の形態が変化したという報告ですが、その変化が症状の改善をもたらしたかどうかは、この設計からは分かりません。
効果を検証した研究対象:PTSD原著・その他
- 著者
- Bossini L.・Santarnecchi E.・Casolaro I.・Koukouna D.・Caterini C.・Cecchini F.・Fortini V.・Vatti G.・Marino D.・Fernandez I.・Rossi A.・Fagiolini A.
- 掲載誌
- Rivista di psichiatria
- 巻号ページ
- 52巻1号24-31頁
- 発行年月日
- 2017年1月
- PMID
- 28287194
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- 原著・その他
この研究のまとめ
P|対象
併存症のない薬物未使用のPTSD患者19名と、対応させた未治療の健康対照19名。
E|介入
EMDR。3か月間に12セッション実施。
C|比較
比較対照:未治療の健康対照群。CAPSと脳MRI(最適化ボクセルベース形態計測)をベースラインと3か月後に測定。
O|結果
ベースラインでは灰白質体積が患者と対照の間で有意に異なっていた(F(1,35) = 3.674、p = 0.008、η² = 0.298)。3か月後の撮像では対照群に変化はなく、EMDR後の患者では有意な変化が認められ、左海馬傍回で灰白質体積が有意に増加し、左視床領域で有意に減少した。19名中16名でPTSDの診断が消失し、CAPSの有意な改善として現れた(t(35) = 2.132、p < 0.004)。著者らは、EMDRの作用機序がPTSDの病態に関与する視床の水準で働いている可能性を論じている。
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