A systematic review of psychosocial interventions for adult refugees and asylum seekers.
この研究についてEMDRだけを扱ったものではなく、難民への心理社会的介入全般のレビューです。このレビューではNETを支持する根拠のほうが強く、EMDRを支持する根拠はより少ないと報告されています。
効果を検証した研究対象:PTSDシステマティックレビュー
- 著者
- Tribe R.H.・Sendt K.V.・Tracy D.K.
- 掲載誌
- Journal of mental health (Abingdon, England)
- 巻号ページ
- 28巻6号662-676頁
- 発行年月日
- 2017年5月9日
- PMID
- 28485636
- 技法
- EMDR
- 研究デザイン
- システマティックレビュー
この研究のまとめ
P|対象
PTSD・抑うつ・不安の症状がある成人の難民および庇護申請者。5305件を選別し40件を組み入れ。
E|介入
EMDR。あわせてナラティヴ・エクスポージャー・セラピー(NET)・標準的な認知行動療法・多職種の治療も対象。
C|比較
比較対照:各研究の対照条件。PubMed・PsycINFO・PILOTS・Social Services Abstractsを検索。
O|結果
本システマティックレビューが組み入れた40件では、ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー(NET)の使用を支持する中〜高の質の根拠が認められた。文化に適合させた治療の不足が明らかで、標準的な認知行動療法・EMDR・多職種の治療を支持する根拠はより少なかった。著者らは、NETが多様な背景と外傷の種類の難民で肯定的な結果を生んだとしつつ、あらゆる介入の種類について研究が全般に不足しており、今後は臨床実践をよりよく模した「現実世界」の多職種介入を含めるべきだと述べている。
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